最後の1点はデザインチェンジ!
2015.10.10
店主の青山です。
前々回のブログの続きで、6点お預りしたリングの中の最後の1点のビフォア&アフターをご紹介します。
元のリングはこちら。
大きな南洋真珠を、テーパーカットという細長いダイヤモンドがぐるりと囲ったバレリーナセッティングと言われるスタイルです。
パールに限らず、以前はこのデザインはとても人気がありました。
この細長いダイヤモンドは、実はリフォームをするときにちょっと厄介なのです。
無理に全て使用しようとすると、やりすぎたデザインになってしまうからです。
ですので、このリングのリフォームでは使用せずに、以前紹介したペンダントのバチカン部分に利用し、残りはお下取りさせて頂きました。
真珠をお外ししてみると、元の爪の下に天然のえくぼ等の凹凸があり、それをうまく隠す必要がありました。
また、お客様のご希望で、出来るだけ出っ張り感が無いスタイルがよろしいとのことで、パールの下部約三分の一を曲面に合わせて囲み、真珠をギリギリまで下げて、プラチナの縁にきれいにダイヤモンドを留めました。
上から見てももちろん、側面や斜めから見てもとても美しいデザインです。。
凹凸もうまく隠れました。
いかがでしょうか?
ご紹介してまいりました6点のリングは、全てお母様から譲られたジュエリー。
ですので、買ったジュエリーと思い入れが異なります。
「早速身に着けています。眠っていたジュエリーがこのようになるなんて本当に嬉しいです!」と、お客様から嬉しいお言葉を頂きました。
私自身ももこのようなお客様からのお言葉に、パワーを頂く毎日です。